2019.06.13Organicについて
Organic Kitchen Chikyuではオーガニックを2つの意味で使っています。
・世界基準、有機JAS法や栽培基準、管理について
・食や暮らしに関わるすべての生き物たちが幸せでいられる仕組み=ライフスタイルとして
有機野菜や無農薬野菜、自然栽培などの違いについてはインターネット上に様々な情報が掲載されているので参考になるサイトを御覧ください。
今さら聞けない!そもそもオーガニックって何? – Lourand(ローラン)
オーガニックフード、オーガニックコスメ、オーガニックカフェなど…「オーガニック」という言葉はさまざまなところで見かけるようになりました。「健康に良い」「自然」「科学薬品を使用していない」などのイメージのオーガニック、いったいどういう意味なのでしょうか。
私たちは、100年先に命をつなぐ食 として、持続可能な農法や製法でつくられた食材を積極的に使っています。
逆に言うと、工業化されてできた速醸の味噌や醤油などは使いませんし、慣行栽培の野菜も使いません。24時間ケージに入れられて卵を産む機械かのように扱われる鶏卵なども一切使いません。
Sustainable Food、Sustainable Gastronomy(サスティナブル・ガストロノミー)は、食べる一瞬だけの美味しさではなく、この先もずっと美味しいものが食べられるよう、環境や生態系、動物の精神に配慮した食のあり方です。
オーガニックという言葉が一般的に知られるようになった今、よく耳にするのは「有機野菜も農薬を使っている」ということです。
Organic/オーガニックを長年推進している私たちにとって、それは悲しい間違った認識です。
有機よりも無農薬がよい、有機よりも自然栽培がいい。という話も聞きますが、
有機野菜=オーガニックは、自然栽培がなによりの基本条件となっています。
表示の規制がゆるい飲食店としてはこの違いをしっかり認識して、食べに来るお客様に正しい情報をお伝えすることに責任があります。
有機野菜は、栽培基準をクリアした上で認定機関に申請を出し、検査してからOKが出て初めて「有機・オーガニック」と表することができます。
有機認証の圃場でも無肥料・無農薬・自家採種をしている「自然栽培」をしている生産者も多くいます。
“ただし、有機JAS規格では、「農産物に重大な損害が生ずる危険が急迫している場合であって、耕種的防除、物理的防除、生物的防除またはこれらを適切に組み合わせた方法のみによっては、ほ場における有害動植物を効果的に防除することができない場合」、有機農産物の生産をする中でも使うことのできる農薬を定めています。それらの農薬としては、除虫菊乳剤およびピレトリン乳剤(除虫菊から抽出したもので、ピペロニルブトキシド注2)を含まないもの)、マシン油乳剤、硫黄粉剤、硫酸銅・生石灰(ボルドー剤調製用)などや、天敵や微生物などを用いた生物農薬、性フェロモン剤などがあります(有機JAS規格の別表2)。
オーガニックや自然派が好きな方は、カタカナが多いと、なんか化学物質みたいで怖いイメージが先行してしそうですが、自然界にあるものは化学式で成り立っています。
Cl、SO4、HCO3、Br、Na、Mg、Ca、Kと化学式が並んでいても、想像がつきませんがこれは海水を構成している主成分です。
ちょっと悪寒がする・風邪ひきそう!っていう時に葛根湯を飲むようなもの、
熱が出た!いよいよやばい!という時に飲む麻黄湯のようなもの。
というと言いすぎでしょうか。
100年先に命をつなぐ 持続可能な食